ブラジル トミオ・フクダ DRY ON TREE 17/18
今年になって、当店初お目見えの豆です。
トミオ・フクダはレベルの高いブラジルコーヒーの中でも、その名が知れ渡っている言わばブランドコーヒーです。
僕自身、昔からその名前は知っていたのですが、優等生ぞろいのブラジル産コーヒーのこととて、そう味の違いはなかろうとの先入観があって、仕入れる気になりませんでした。
これが、東南アジア系のコーヒーみたいに個性のカタマリみたいな豆がうようよ集まっていると、あれこれ試してみたくなるんですがね、ブラジル系は総じてお利口さんで育ちの良い整った豆が多い印象があります。
すべてに如才ないんだけど、印象に残りづらいという感じでしょうか。
トミオ・フクダも、優しく洗練された口当たりはブラジルコーヒーそのものという印象です。
でも、きちんと自己主張があるんです。のどごしに、芳醇な甘味とコクが広がる感じは他のブラジルコーヒーとはっきり一線を画す力強さを感じます。
いやいや、気に入りました。ちょっとイチ押しで売っちゃおうかな、と思っています。