2014年5月31日土曜日

フィンランド人はコーヒー好き

注文して3週間、やっとカウリスマキBOXセット届きました。

さっそく夜な夜な上映会といきたいところだけど、長崎でのコーヒー教室が目前に迫っています、これが終わってから後顧の憂いなく楽しもうかなと思っています。

カウリスマキ監督の故郷フィンランドはヨーロッパでも有数のコーヒー消費国です。国民一人当たり日に4〜5杯はコーヒーを飲むのだそうです。
「愛しのタチアナ」の主人公がゴクゴク浴びるようにコーヒーを飲むシーンがあるけど、ホントにそんなコーヒージャンキーが居そうな国です。
隣国のノルウェーもたいへんコーヒー好きな国です、以前ご紹介したエアロプレスというコーヒー器具もノルウェー産でした。

一般に北欧の人達はコーヒーが大好きみたいですね、しかも他のヨーロッパ地域と違って僕たち日本人と同じく浅煎りの豆を好む傾向にあるのだそうです。

「日露戦争で日本がロシアに勝ったおかげでフィンランドはロシアから独立出来た」という歴史認識のせいでフィンランド人の対日感情は好意的だ、という話もあります。

そういえば、カウリスマキ映画の中にも日本文化に対する愛着の匂いがそこはかとなく漂っている気配がございます。

レコード柄のデザインがなんともいい感じ



2014年5月30日金曜日

偶然良い本に出会うと、エラく得した気分になります

今、「美味しいコーヒーって何だ?」という本を読んでいます。

本屋で偶然出会った本ですが、とても刺激的で面白い本です。

内容はとてもマニアック、焙煎家同士の対談を複数収録したものです。なので一般的なコーヒーマニア向けとは言い難いですね。

ちょうど一年前の発売ですが、情報はそれほど古くなっていません。数日前にYahoo!ニュースでコーヒーのサードウェーブ、ブルーボトルコーヒーの日本進出が取り上げられていましたが、本書も間違いなくそうした先端のコーヒー事情にリンクしたものです。

コーヒー業界はいろんな意味で変化改革の時代を迎えています。業界の最末席でささやかな店を構えている僕でさえ、その空気はびしびし感じます。

僕自身その時代の波に乗り遅れないよう、アップデイトを怠らないようにせねばと切に思います。


2014年5月29日木曜日

プログレッシブロック!

真空管アンプを手に入れてから、めっきり音楽に夢中です。

そんな中、ヤフオクでピンクフロイド『原子心母』アナログ盤を手に入れました。
相場は知らないけど、帯なし日本盤で1,000円はいい買い物だったと思います。ご存知の方も多いと思いますが、中古レコード業界はちょっとした差異で数十万円のプレミアを生む恐ろしい世界です。このレコも、5〜6万の値が付いているヤツがありました。

ちなみに僕は、これまでプログレファンであった事は一度もありません。
このレコードも、中身よりジャケットが欲しくて手に入れたというのが正直なところです。僕の世代から上の洋楽好きなら、たぶん一番有名な牛の写真です。

高校時代、とてもユニークな性格の書道の先生がいました。彼は、生徒が自由に持ち寄ったカセットテープの音楽をBGMに授業をしていました。ビートルズやレッドツェッペリンを授業中に聴くというのは、なんだかとてもスリリングな気分でした。

で、ある日、クラスメイトが「原子心母」を持ってきました。

当時、プログレファンに何となく劣等感を持っていた僕は、そのクラスメイトの事がとても大人に思えたものです。ビートルズが好きと言うより、ピンクフロイドやキングクリムゾンが好きと言ったほうが賢そうなオーラを発散出来た、そんな時代です。

この牛ジャケを眺めると、プログレを好きになれば大人になれるんじゃないかと真剣に思っていたアホな自分を、ちょっと恥ずかしく思い出します。

店内BGMにはたぶん流れないと思うけど、ジャケは当分壁に飾っておこうと思います。ご同輩の方々、どうぞご覧くださいませ。




2014年5月28日水曜日

やっと出会えました

以前、当ブログでご紹介した映画「愛しのタチアナ」、やっと観る事が出来ました。

しかし、この映画を観るには買うしかないと思い、カウリスマキ監督作品のブルーレイBOXセットをアマゾンに注文した矢先にレンタル屋でこの映画と出会ったのはなんとも皮肉な話。

それにBOXセットは、注文して二週間以上経つのにまだ僕の手元に届いていないのです。

そんなことはさておき、この映画、期待にたがわず素晴らしかったです。

美男美女が登場するわけでなく、これといって気の利いた出来事が起きるわけでもなく、物語は淡々とオフビートにダラッと流れます。
なので、どなたにも鉄板オススメという映画ではありません。

でも、いったんこの映画の魅力に惹かれたら、(片方の)主人公が愛して止まないコーヒーのように、この映画と付き合うようになる事請け合います。

ちなみに本作は、同じカウリスマキ作品「浮き雲」とカップリングになっています。

こっちもしみじみ良いです。


2014年5月26日月曜日

本日定休日です

5月のお休み

 7日(水曜日)

12日(月曜日)

19日(月曜日)

26日(月曜日)

2014年5月24日土曜日

引き出物完成!



何とか納期に間に合いました、あとは宅配便に引き渡すだけです。

仕事にミスは禁物だけど、今回は特にミスが許されません。

何てったって結婚式ですものね。

冠婚葬祭の仕事に携わる人達って、このプレッシャーを毎日と思うとスゴくタフだな〜と実感します。

2014年5月20日火曜日

ありがたい話

とても稀にですが、当店の珈琲豆を結婚式の引き出物にご指名いただくことがあります。

ご依頼は、日頃のお客様であったり、お客様のご紹介がほとんどです。

当店を結婚式という晴れの舞台に使っていただける、とても名誉なお話です。

今回もそんなありがたいご依頼をいただきました。

当店は、この手のギフト・贈答品のパッケージに決まったフォーマットはございません。ご予算、パッケージプラン、内容、すべてお客様と打ち合わせしながら決めていきます。

今回も、ご結婚されるお二人をイメージした豆をチョイスして欲しいと言う、なかなか難しいけどやりがいのあるご提案を受けております。

T様、ご期待にそえるよう頑張ります。


2014年5月19日月曜日

本日定休日です

5月のお休み

 7日(水曜日)

12日(月曜日)

19日(月曜日)

26日(月曜日)

2014年5月18日日曜日

コーヒー教室IN長崎

6月7日(土曜日)に長崎でコーヒー教室をやります。

珈琲屋としてのキャリアは20年以上ありますが、改まった場所できちんと珈琲についてお話しするという経験は皆無なので、いろいろ不安もあるけど精一杯頑張ろうと思います。

お店のほうは、6月6日(金曜日)の午後から6月9日(月曜日)までお休みとなります、ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。


2014年5月17日土曜日

名入り焙烙焙煎器入荷しました

今日、「ブログ読んでますよ」ってお客様に言われました。

やはり、リアル反応はうれしく励みになります。

今後ともお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

さて、以前ご紹介した焙烙焙煎器の名入れバージョン入荷しました。

本体価格にプラス200円で文字入れが出来るということだったので、試しに店名入りをオーダーしてみました。

仕上がりはとてもきれいです。自分用でも贈り物でも好きな言葉を入れると、より個性が際立ち愛着も深まりますね。

試しに使ってみたい方ご指導いたします、お気軽にお申し付けください。

一つ一つ手作り、文字も手書きです

なので形が微妙に違います


2014年5月15日木曜日

コーヒー占い

サンディ・デニー、60年代後半から70年代にかけて作品を残した英国トラディショナルフォークの歌姫。彼女のファーストソロアルバムは「海と私のねじれたキャンドル」(1971)という、ちょっといかれた邦題が付いています。

アルバムジャケもなんとも面妖な感じです。L字カウンターの中、右手にカップを持ち俯きかげんのサンディ。右手に持つカップは傾き何かが白い紙の上にばらまかれています、隣には分銅ばかり。
サンディは英国人だし僕はこのばらまかれている物を、紅茶の葉もしくは何か野草のたぐいだとずっと思っていました。

つい最近、このアルバムのことをネットで調べていて、ばらまかれている物の正体がコーヒー豆であることを知りました。なんでも、サンディーさんコーヒー占いの図なのだそうです。

何?、コーヒー占い?、それって飲みほしたカップの底に残るコーヒーリングの形で占うんじゃなかったっけ?。
ちょっと興味がわいたので、少しネットで調べてみました。すると、「ジオマンシー」という占いにたどり着きました。この占いにコーヒー豆が使われたのだそうです。
僕の勘違いも、このアルバムをレコードで持っていれば起きなかったかも知れません。CDのジャケットはあまりに小さすぎます。

寒々とした部屋の中、一人うつろにコーヒー占いするサンディー。確かに紅茶や野草よりストーリーが紡げる情景であります。




2014年5月14日水曜日

新着豆「グァテマラ SHB サン・ミゲル・ウリアス農園」のご紹介

品名 グァテマラ サン・ミゲル・ウリアス農園(Guatemala Sun Miguel Urias)
生産地域 グァテマラ アンティグア サン・ミゲル
農園名 サン・ミゲル・ウリアス農園
標高 1500m
規格 SHB
生産環境 フエゴ火山の肥沃な土地、十分なシェードツリーを完備。肥料は有機、一部化学肥料を使用、除草剤使用なし。100%天日乾燥


標高1500mもの高地に位置するこの農園は、フエゴ火山の肥沃な土壌に恵まれ、質の良コーヒーを生産しています。
理想的な環境のもとで育った「サン・ミゲル・ウリアス」は、収穫後100%天日乾燥されます。 農園オーナーは頑固に伝統的アンティグア製法を維持し、環境整備も怠りません。


以上、輸入商社資料より


久しぶりにグァテマラ豆を仕入れました。

少し青みがかった豆色、サイズにバラつきはあるものの欠点豆は皆無です。やはり、農園ブランドのクォリティは間違いないというのが第一印象でした。

焙煎もとてもスムーズ、ひとハゼの立ち上がりもとてもはっきりしているので、不安なく煎り止めのタイミングを探ることが出来ました。ひとハゼからふたハゼ直前までのインターバルがけっこうあるので、過度な苦みを加えることなく味に深みを加えることが出来ます。

グァテマラならではの上品な酸味と甘みを存分にお楽しみください。




2014年5月12日月曜日

本日定休日です

5月のお休み

 7日(水曜日)

12日(月曜日)

19日(月曜日)

26日(月曜日)

2014年5月9日金曜日

日常のスタート

明日からまた週末ですが、連休が終わり日常が戻った感じがします。

おかげさまで当店は、昨日今日と忙しい日々を送っております。

連休中は一見さんのご来店が多いのですが、連休明けてからは常連さんやリピーターさんが少々お疲れモードでご来店されます。

焙煎やお客様の接客、それに発送業務も集中して僕自身の仕事キャパもオーバーフロー気味です。

こんな時に限って新着豆のご紹介や音楽や映画の話題など、ブログに書きたい話題がいろいろ目白押しなのはどうしてなんでしょうね?。


2014年5月7日水曜日

本日定休日です

五月のお休み

7日(水曜)

12日(月曜)

19日(月曜)

26日(月曜)

2014年5月6日火曜日

オーディオとコーヒーの近しい関係

最近、オークションで真空管アンプを手に入れました。

きっかけは、お客様に頂いたTEACのCDプレーヤー、この音に惚れて久しぶりにオーディオに気持ちが盛り上がったというワケです。

そんな話を友達にしたら、「真空管アンプにしたら?」って言われました。

友達は僕のオーディオの師匠、お店にあるでっかいスピーカーを作ってくれたのも彼です。僕も真空管アンプはこれまで所有したことなかったので、あっさりそのプランに乗ることにしました。

何を買うかは友達まかせでよかったんだけど、少しは知識を持っておこうと思い真空管マニアのホームページやブログを探検してみました。

そこは予想はしていたけど、壮大なこだわりやうんちくの巣窟でした。

書いてある技術論的な部分はさっぱり理解出来ないけど、とにかく書き手のこだわりや情熱はびしびし伝わってきます。

あれっ?、この熱気何かに近いなとすぐ連想したのが、コーヒーマニアの語り口です。
産地がどう、焙煎がどう、淹れ方がどう、コーヒーも語らせたら止まらないマニアはたくさんいらっしゃいます。

時にコーヒーとオーディオ、二つともマニアなんてお方もいらっしゃいます。

僕としてはお手やわらかにお願いします、という気分です。




2014年5月4日日曜日

本日もお一人様コーヒー教室

前回に引き続きマンツーマンのコーヒー教室でした。

S様、ご参加ありがとうございました。

こうしてお客様とコーヒーについてお話ししてると、僕自身がとてもリフレッシュされる気がします。

お客様のコーヒーに対する素朴な疑問やシンプルな愛情に接すると、日頃の売る側の視線とはまた違ったコーヒーの魅力に触れられたような気になります。

お客様に有意義な時間を!などと思っていたけど、僕自身が吸収する事も大なのです。

産地でのハンドピック作業中

2014年5月3日土曜日

当店の珈琲教室はオーダーメードです

先日、久しぶりにコーヒー教室やりました。

受講者はお一人、しかも営業中の時間帯だったので、他のお客様の接客で中断しながらお話を聞いてもらいました。
受講していただいたM様、どうもありがとうございました。

今回のようにお一人で受講される場合など、ほとんどフリートークのような流れになります。コーヒーについていろいろ会話しながら、その日のテーマを作っていくような感じです。

なので、カチッとした内容をお望みだとちょっと期待ハズレになってしまうかも知れませんが、気楽なコーヒートークを楽しんでいただけたらいいなと思っています。

人数が多いと(3人以上とか)、ある程度きちんとした仕込みが必要になります。

お店も原則貸し切り状態でトークに集中すると言う事になります。

どちらにせよ僕の基本方針は、コチラからの一方通行ではなくお客様の要望を出来るだけ満足出来る時間にしたいという事です。

いろいろ試行錯誤してより充実した内容にしたいと思っています、興味のある方はどうぞお問い合わせくださいませ。

来月はお客様のつながりで、なんと長崎でコーヒー教室を実施する事になりました。

仕込み頑張らねば!、なのです。

2014年5月2日金曜日

書きたいことはたくさんあれど・・・

このところ、当ブログの更新が停滞気味です。

「いろいろ忙しくて〜」、などと有り体な言い訳でズルズル低空飛行だけは避けたいものです。

ただ、このところコーヒー屋としてのリアルワークが少々忙しいのも事実です。おかげさまで焙煎に費やす時間も増えているし、新規のお客様もこの時期目立って増えます。

ブログがもり下がっている時は、お店が忙しい時と解釈していただければ幸いです。

最近入手したコレの事とか書きたい事たくさんです