2014年11月12日水曜日

ゲイシャ焙煎しました

ゲイシャ(Geisha)種はスペシャルティコーヒーの世界で最も注目を集めている品種です。
エチオピア起源の原種といわれるこのゲイシャが世界の注目を集めたのは2004年。
パナマの国際オークション(Best of Panama)でラ・エスメラルダ農園が出品した[Jarmillo Especial]がポンドあたり21ドルという当時の最高落札価格を記録したことからはじまりました。
このゲイシャ種は粒が大きく、細長い外観をしており、カップは非常にを伴秀逸なフローラルなアロマと柑橘類を思わすフレーバー、驚くほどすっきりした甘味った酸味が特徴的です。しかし、ゲイシャ種は栽培が難しく、あまりに生産性が低いために長い間全く注目されることもなく、ほとんどが姿を消し、現在では非常に貴重な品種となっています。
 
 このラ・エスメラルダ農園は、パナマ西部・バルー火山の山裾に広がり、平均標高1600m、豊かな降雨に恵まれ、農園内にも天然林が保護されているなど、豊かな自然環境に囲まれています。また、農薬を使わず、完熟実だけを手摘みし、収穫後の加工も細心の注意を払って行われているなど、まさに『世界最高のコーヒー』が生産されるにふさわしい農園です。(以上、取引商社の資料より抜粋)

昨日、パナマエスメラルダゲイシャ2014、焙煎しました。

本年度分の国内在庫はほぼ完売状態、僕も再入荷を画策してみたものの徒労に終わりました。僅かばかりの国内在庫もプレミア価格が付きそうな勢いです。

そんな貴重な豆です、緊張しつつ焙煎スタート。

初釜の豆はそのキャラクターを掴むまでに苦労するのですが、ゲイシャは素直に煎り止めのタイミングまでを決めることが出来ました。最初に豆の色ツヤ、形や大きさからある程度イメージしていたとおりに焙煎が運びました。

釜出ししてすぐ試飲、どんな風に仕上がったかとても緊張しつつ口に含みます。

さて、その結果はメーカー紹介文に表現されている通りの味わいを、充分引き出せたと実感することが出来ました。いささかホッとしました。
当店のエチオピア・イリガチャフェを飲まれた方でしたら、そのテイストも感じていただけると思います。

ご予約されたお客様お待ちどうさまでした、「世界最高のコーヒー」と称せられる味覚をご堪能ください。