2012年7月10日火曜日

追悼 アーネスト・ボーグナイン

【7月9日 AFP】(一部更新)数々の映画やテレビドラマで活躍し、1955年の映画『マーティ(Marty)』ではアカデミー賞(Academy Awards)主演男優賞を受賞したアーネスト・ボーグナイン(Ernest Borgnine)さんが8日、死去した。95歳。マネージャーがAFPの取材に対し、明らかにした。

僕の世代には、馴染みの俳優さんでした。
主役級の大スターではなかったけれど、名脇役として60年代〜70年代のアメリカ映画をキリッと引き締めてくれました。

もうとにかく名作から駄作まで玉石混合、とにかく沢山の映画の中で彼に出会っていた気になっていたんですが、wikiで調べると思うほど出演作は多くありませんでした。
特に、「12人の怒れる男」は間違いなく彼も出演していると思っていたんだけど、勘違いでした。
それだけ彼の個性が強烈だったということでしょう。

「ポセイドンアドベンチャー」での彼は、その魅力全開です。
僕がこの映画を初めて観たのは中学生の頃です。
ジーンハックマンのかっこよさは中坊にも理解できたと思うけど、アーネスト演じる老刑事の人としての強さと弱さを合わせ持つようなキャラクターを当時理解できたかどうかは、はなはだ疑問です。
大人になって観直すと、アーネストの存在がどれだけこの映画に深みを与えているかよく理解できます。

もう何度も観直して結末までくっきり覚えている映画ですが、追悼の意味も込めてまた観ようと思います。

ちなみに左の人がアーネストさんです