2015年4月25日土曜日

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

「さいはてにて」に続いて、映画館通いです。

来月はジェームスブラウンの伝記映画も観に行く予定だし、何だか今年は久しぶりに映画モードな気分です。

「バードマン」はお客様に勧められて観に行きましたが、とても面白く満足しました。「セッション」という映画(宮崎は八月頃公開)もセットでおススメだったので、こちらも要チェックです。

全く予習せずに観たので、この映画がアカデミー4部門受賞作品なのも知りませんでした。

落ちぶれたアクション俳優が再起のためブロードウェイの舞台に立とうとする顛末を、虚実織り交ぜながらシリアスとブラックコメディーを右往左往する映画です。

観終わって、ひとしきりネットの反響をチェックすると、喝采とダメ出しが拮抗している印象です。どなたにもお薦め出来る映画でないのは確かですね。

僕はこの映画を観ながら、「オール・ザット・ジャズ」と「天井桟敷の人々」を思い出していました。マイケル・キートンがロイ・シャイダーでエドワード・ノートンがフレデリック・ルメートルという連想です。ちょっと強引だけど。

この3本共劇中劇というか、舞台をテーマにしているという共通点もありますね、そう言えば。

しかし、映画館っていいですね、座り心地のよい座席に巨大スクリーンと素晴らしい音響システム。1,800円だと少々キツいけれど、割引サービス狙うと千円ちょっとで観ることが出来るので、充分お得で幸せな気分になれます。