2014年1月13日月曜日

これからどんな時代になるのだろう

数日前の新聞に、コーヒーの記事が載っていました。

最近のコーヒー事情を織り交ぜつつ、器具の紹介が短い文章の中に要領よくまとめられていました。

産地重視、円すいドリッパー、浅煎り、エアロプレス、サードウェーブコーヒー、など、今様コーヒーのトレンディーな言葉が盛んに使われているので、てっきり同業者の書いた記事とおもいきや、ライターがインテリアショップの方だったのにちょっと驚きました。

同業者でもこんなにも最新情報にアップグレードしてる人は珍しいのに、他所の業界の人がよくまぁこれほど精通してらっしゃるとは、などと感心至極です。

反面、これもネットの影響かなとちょっと思いました。

どの業界でも同じようなものでしょうけど、ネット社会の定着によってコーヒーも売り手と買い手の間に情報格差というものがなくなりました。

昔はコーヒー屋と一部コアなマニアしか所有できなかった情報が、今ではネット検索一発で誰もがどしどし入手できる世の中になったのです。

情報の公平な分配はとても喜ばしいことと思うのですが、「豊富な知識を持つ人」=「深い理解と経験」という公式が成立しにくくなったということも言えるのではと思います。

ネット社会以前は、情報を手に入れる苦労の中で身に着いたものがたくさんあったような気がします。今は簡単に入手できる分、そこの何かが損なわれているのではと思うのです。

これは、ネット社会の端くれに居る僕にとっても一つのテーマです。

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