僕が自家焙煎を始めた頃、僕より上の世代の焙煎人さんは雲の上の存在に思えたものです。
実際にお会いしたり本の中で語る言葉に接したりして、先輩方のエキスを吸収することに必死な時代もありました。
そんなこんなで25年、カメさんの歩みだけど自分ながらの珈琲観などというものを曲りなりに手にすることが出来るようになったかなと思います。
無論、これからもアップデイト&試行錯誤は必須アイテムなのですが、とりあえずいっぷく腰を下ろしてひと休みしようと思っていたら、威勢のいいニュージェネレーションが猛烈なスピードでやってくるではありませんか!。
しばし、呆然なのです。
コーヒー屋的新世代とは、ここ数年で開業した30代のオーナー達のお店というのが僕のイメージです。
彼らはのっけからスペシャリティコーヒーを扱い、お店もおしゃれな感じです。
そうして僕と彼らの最大の違いは、アフターインターネット世代であることです。
お店を始めるにあたって当たり前のようにネットを活用する彼らと、途中からインターネットを与えられた僕ら世代とはあらゆる面で考え方が違っているように思えます。
しかも彼らの方向性が、今後のコーヒー業界の動向を決定する強い流れになりそうな気配です。
ひと休みしてる場合ではないです、頑張らねばなのです。