2012年6月13日水曜日

今日は久々の晴れ

下記事のドニー・ハサウェイの曲が聴きたいというリクエストをいただいたので、例によってYouTubeよりお送りします。

偉大なアーティストの常として、この1曲ですべての魅力を表現できるものではありませんが、いわゆる名刺代わりのなんとやらです。

僕自身、ドニーの魅力に全開なわけではありません。ソウルミュージックにガツンとくる荒々しさしか求めていなかった頃は、彼のサウンドが理屈っぽく聴こえてどうにも馴染めませんでした。

今もその思いが完全に払拭された訳ではなく、世間の評価(特に新世代のミュージシャンの熱烈な支持)に戸惑いがあるのも事実です。

そんな折に出会ったワーナーの五枚組。これからじっくり付き合ってみたいと思います。

この曲には、60年代から70年代にかけてアメリカの公民権運動という時代背景が不可欠ですし、彼の音楽のバックボーンは殆どそこにあると言ってもよいでしょう。

だったらそのメッセージは、もうとうに古びてしまったんだろうか?

答えはノー。残念ながら。


            Someday We'll All Be Free