2013年8月25日日曜日

豆ファイリング 006 ブラジル トミオ・フクダ D.O.T

  • 原産国   ブラジル
  • 生産地域    ミナスジェライス州、セラード地区
  • 生産者(農園名)     トミオ・フクダ(バウ農園)
  • クロップ     2010/2011
  • 規格    No. 2
  • スクリーン     17/18
  • 品種      ムンドノーボ
  • 精製方法      ナチュラル・樹上完熟乾燥(Dried On Tree)
名前が示す通り、日系二世トミオ・フクダさんの農園で栽培された豆です。

これまでブラジル豆に関して、スタンダードとスペシャルの間にあまり違いを感じませんでした。そそる紹介文に乗せられて高いブラジル豆を買ってみるのですが、値段相応の価値をあまり見いだせなかったのです。

なので、トミオ・フクダも日本人つながりだからお付き合いしましょう、くらいの気分で仕入れました。味は二の次といったところ。

でもこれが、いい意味で裏切られる結果になりました。

焙煎中に、その予兆はありました。

パチパチっとはじける音がとてもしっかり大きいのです。 じわじわモコモコっとしたはじけ音の多いブラジル豆の中で、これは異質の感覚。

苦味が支配し始める直前まで粘って釜から出すと、普通のブラジル豆より茶色が濃い感じで煎り止めです。

んーん、これはちょっと期待しちゃうな~、とハイな気分でいそいそドリップします。

期待通り、甘みとコクが濃密なブラジルコーヒーに仕上がりました。

樹上完熟恐るべし、なのです。