- 原産国 ブラジル
- 生産地域 ミナスジェライス州、セラード地区
- 生産者(農園名) トミオ・フクダ(バウ農園)
- クロップ 2010/2011
- 規格 No. 2
- スクリーン 17/18
- 品種 ムンドノーボ
- 精製方法 ナチュラル・樹上完熟乾燥(Dried On Tree)
これまでブラジル豆に関して、スタンダードとスペシャルの間にあまり違いを感じませんでした。そそる紹介文に乗せられて高いブラジル豆を買ってみるのですが、値段相応の価値をあまり見いだせなかったのです。
なので、トミオ・フクダも日本人つながりだからお付き合いしましょう、くらいの気分で仕入れました。味は二の次といったところ。
でもこれが、いい意味で裏切られる結果になりました。
焙煎中に、その予兆はありました。
パチパチっとはじける音がとてもしっかり大きいのです。 じわじわモコモコっとしたはじけ音の多いブラジル豆の中で、これは異質の感覚。
苦味が支配し始める直前まで粘って釜から出すと、普通のブラジル豆より茶色が濃い感じで煎り止めです。
んーん、これはちょっと期待しちゃうな~、とハイな気分でいそいそドリップします。
期待通り、甘みとコクが濃密なブラジルコーヒーに仕上がりました。
樹上完熟恐るべし、なのです。