初めてのお客様に豆を売る場合、ご利用の器具をお聞きします。
器具によって挽き目が変わってくるので、欠かせない質問です。
すると、器具マニアかと思うほどいろんな道具をそろえていらっしゃる方から、まったく無頓着な方までさまざまな答えが返ってきます。
でも、やはり定番はコーヒーメーカーです、半分以上の方がメインで使われている印象です。
そこで、コーヒーメーカーをうまく使うコツをお伝えします。
コーヒーメーカーの利点は、豆と水をセットすればOKというイージーさにあります。逆にマイナス点は、ドリップ式に比べ味が落ちてしまうことです。
どうして味が落ちてしまうのでしょう?。
これは長すぎる抽出時間に関係しています。ハンドドリップに比べて倍以上時間がかかるコーヒーメーカでは、雑味やえぐみのあるコーヒーになりやすいのです。
対応策として、挽き目を粗くしたり豆の使用量を減らしたりなどが挙げられます。
そうすることにより、豆を通過するお湯の通りをスムーズにして余計な雑味えぐみを拾いにくくするのです。
あと、できるだけ沢山作るというのも大事です。容量5カップのメーカーなら、最低3カップがオススメです。1~2杯の分量って機械はあまり得意ではないのです。
一人だから3カップは余ってしまう、という方もいらっしゃると思います。そんな場合は電子レンジや湯せんで温め直しましょう。
そのほうがウォーマー保温で煮詰まるより美味しくいただけます。
淹れたてじゃないと美味しくないというご意見もありますが、淹れて少し時間を置いたほうがまろやかさが増す場合もあるのです。