エチオピアコーヒーと言うより、モカコーヒーのほうがお馴染みでしょう。
17世紀にコーヒーの積出港として広く有名になったモカ港、その名前は港が廃れた後もずっとアラビアコーヒーの代名詞として現代に残っています。
そんな理由で、エチオピアやイエメンのコーヒーはいまだに「モカ」の名を冠しているのです。
さて、この豆の名前からご説明します。
エチオピアは言うまでもなく生産国の名です、ハラーはこの豆の出身地域です、ボールドグレインとは大粒の豆の意です。
まとめると、「エチオピアのハラー地方で栽培され、特に大粒の豆を選りすぐりました」ということになります。
ハラー地方は標高2000m、コーヒーの栽培にとても適した地域です。
焙煎中の特徴として、ほかのモカコーヒーに比べ1回目のパチパチ音が大きく整っています。音の収まりもメリハリがあるので焙煎しやすい豆です。
淹れると期待通りに、まごうことなくモカフレーバーが漂います。
高地産、しかも大粒豆の選りすぐりだけあってのど越しは上品の一言です。