2013年8月28日水曜日

豆ファイリング 007 エチオピア ハラー ボールドグレイン (Ethiopian Harrar Boldgrain)

エチオピアコーヒーと言うより、モカコーヒーのほうがお馴染みでしょう。

17世紀にコーヒーの積出港として広く有名になったモカ港、その名前は港が廃れた後もずっとアラビアコーヒーの代名詞として現代に残っています。

そんな理由で、エチオピアやイエメンのコーヒーはいまだに「モカ」の名を冠しているのです。

さて、この豆の名前からご説明します。

エチオピアは言うまでもなく生産国の名です、ハラーはこの豆の出身地域です、ボールドグレインとは大粒の豆の意です。

まとめると、「エチオピアのハラー地方で栽培され、特に大粒の豆を選りすぐりました」ということになります。

ハラー地方は標高2000m、コーヒーの栽培にとても適した地域です。

焙煎中の特徴として、ほかのモカコーヒーに比べ1回目のパチパチ音が大きく整っています。音の収まりもメリハリがあるので焙煎しやすい豆です。

淹れると期待通りに、まごうことなくモカフレーバーが漂います。

高地産、しかも大粒豆の選りすぐりだけあってのど越しは上品の一言です。