その中で、スティービーワンダーがダニーに憧れて手本としていたというエピソードが語られて、僕はかなり驚いてしまいました。
これまで僕はダニーの歌い方や声質、それに作曲の傾向まで含めて、スティービーワンダーのクローンだと思っていました。
なんという勘違い!。
そのことで、僕はダニーの音楽をなんとなく軽く見ていた節がありました。「悪くはないけど、スティービーに比べたらね」なんて調子です。
おまけに、サウンドが緻密すぎる感じもあまり好きではありませんでした。黒人音楽なんだから、ソウルミュージックなんだからという思い込みが強すぎて、クールよりもっとホットな気分が欲しかったのです。
もっと素直に彼の音楽と付き合っていたら、と反省至極です。
こんな事って、音楽以外にもいろいろありそうです。
もちろん、コーヒーの世界でも。