2013年12月19日木曜日

ご予約の皆様、ご期待ください。

一釜目のブルマンを、冷却してすぐ試飲してみました。

試飲は通常より時間をかけてドリップします。理由は、そのコーヒーにどんな味覚が眠っているかを探るためです。

普通、どんなに素性の良い銘柄でも煎り立てはとんがった味がするものです。酸味とか苦味とか何かが強調されてちょっと落ち着かない感じなのです。

煎り立て豆をじっくりドリップするということはあくまでその豆をテストするということで、純粋に美味しいコーヒーを楽しむ事とは話が別なのです。

さて、今回のブルーマウンテン、僕はテストしながらその美味しさを楽しむこととなりました。

煎り立ての豆をテンポを落としてゆっくりドリップしたというのに、この優雅な整い方は何なんでしょう。まろやかな酸味と甘みが全体を支配して、雑味渋みをほとんど感じさせない仕上がりです。

焙煎後数日中の豆は、いつもより蒸らしを短くテンポも早目にドリップしましょう、といつも言っていますが、今回のブルマンはのっけからじっくりドリップが正解かもしれません。

とにかく最良のブルマンをお渡しできそうです。