2013年12月6日金曜日

ブルーマウンテンのお話 その一

およそコーヒーに興味のない方にも、その名を知られているブルーマウンテン。
特に我々日本人にとってその名前は、コーヒーの王様という響きを持って認められています。

そんな有名品種でありながら、意外にその実態を知る人は少ないというのが僕の実感です。

なので、何回かに分けて豆のご説明を書いていきたいと思います。


まず初めは、ブルマンの故郷の話から。

カリブ海に浮かぶジャマイカ島、ここがブルーマウンテンの原産地です。


上の地図は、ジャマイカ全島図です。右下の青色の部分が法律で定められたブルーマウンテン地区です。
ここで栽培された豆しか、ブルーマウンテンの名前を付けることはできません。

この地区は、ブルーマウンテン山脈の標高800~1,200mにあります。昼は30度近く、夜は15度前後となる山の気温差は香り高く、酸味・苦味・甘味の調和を醸し出すブルーマウンテンを作り上げるのにとても良い環境となっています。