以前、当ブログでご紹介した映画「愛しのタチアナ」、やっと観る事が出来ました。
しかし、この映画を観るには買うしかないと思い、カウリスマキ監督作品のブルーレイBOXセットをアマゾンに注文した矢先にレンタル屋でこの映画と出会ったのはなんとも皮肉な話。
それにBOXセットは、注文して二週間以上経つのにまだ僕の手元に届いていないのです。
そんなことはさておき、この映画、期待にたがわず素晴らしかったです。
美男美女が登場するわけでなく、これといって気の利いた出来事が起きるわけでもなく、物語は淡々とオフビートにダラッと流れます。
なので、どなたにも鉄板オススメという映画ではありません。
でも、いったんこの映画の魅力に惹かれたら、(片方の)主人公が愛して止まないコーヒーのように、この映画と付き合うようになる事請け合います。
ちなみに本作は、同じカウリスマキ作品「浮き雲」とカップリングになっています。
こっちもしみじみ良いです。