そんな時コーヒーは、お家でポットに詰めたり、自販機やお店で買い求めるケースがほとんどでしょう。僕だってそうです。
でも、世の中にはそれでは飽き足らない人がいるみたいです。
「車載専用コーヒーメーカー」というジャンルが存在するのです。しかも、60年代に。
知ったきっかけは、業界誌に掲載されていた映画を紹介するコラム。「愛しのタチアナ」というカウリスマキ監督作品の紹介文中に、「車載専用コーヒーメーカー」なるものが登場したのです。
60年代製「車載専用コーヒーメーカー」が見たくて、この映画を探しにレンタル屋に行ったりネット探索したり八方尽くしたんですが、どうも廃盤らしくて映画を観ることはまだ叶えられていません。
ネットでそれとおぼしき写真を見つけたので転載します。これらは、小型エスプレッソマシーンですね。
ドライブ中にコーヒーを淹れるのって、とてもめんどくさかろうと思います。
頼りないシガーソケットの電源でお湯を沸かし、豆やフィルター一式を手狭なコンソールボックスの上に広げる光景を思い浮かべるだけで、もうげんなりです。
コンビニ、自販機がうようよ林立している現代日本で「車載専用コーヒーメーカー」などというものを販売しても絶対売れない!、断言します。
追補
今回、初めてカウリスマキという監督さんを知り、レンタルにあった作品を3本観ました。「ル・アーヴルの靴磨き」「街のあかり」「過去の無い男」です。
どれも良かったです。
いろいろ整った映画には思えなかったけど、独特のオフビート感覚が癖になる監督さんだなと思いました。
ネットで拾った「車載専用コーヒーメーカー」の図 |
どうも、フォルクスワーゲン関連の品みたいです |
これは偶然見つけた現代の「車載専用コーヒーメーカー」 フィアット500L専用のオプション品だとか。 |