コーヒー豆(生豆)は、先物取引によって価格が決められます。
現在、取引所がニューヨークとロンドンにございます。
世界中の豆が、この二カ所で価格を決められます。
そして複雑な流通ルートが完備されていて、僕みたいな小さな店でもよりどりみどり買い付けが出来るという案配になっています。
さてお客様が豆をお選びになる際に、価格は気になるところだと思います。
コーヒー豆も相対的にいうと「値段の高い豆は、安い豆より美味しい。」というごく普通の結論になります。
ただし、先物取引という商売の形ゆえ、実力がそのまま価格に反映されていない銘柄があるのも事実です。ようするに、「美味しいの値段はリーズナブル」という豆がけっこうあります。
消費エリアのブランド信仰とか投機筋の思惑などが絡み、「価格=商品価値」というシンプルな物差しを当てづらくしているのです。
なので僕自身、これまでの有名ブランドに限らず新しい名前のコーヒーもどんどん仕入れてみようと思っています。
そして、美味しいと思った豆はお客様にどんどんご紹介していこうと思っています。