焙煎機は大別して、直火式、半熱風、熱風の三つに分かれます。
直火式はドラム内部に直接火が入るタイプです、好みを反映しやすく個性的な仕上がりを可能にするのでベテランの焙煎人に好まれています。
半熱風式は温めた空気で煎るやり方です、コントロールがしやすく煎りムラの少ない安定した焙煎ができます。
熱風式は熱源がまったく別になっており、熱した空気を釜に送り込む方式です。数百キロを一度に焙煎できるくらい大きな仕掛けで、ほとんど大メーカーの工場で使われています。
僕の使ってる焙煎機は、ガスバーナー(熱源)とドラム(釜)の間にセラミック棒が装着されています。バーナーで熱せられたセラミック棒から出る遠赤熱を使って焙煎します。
同クラスの焙煎機に比べて少々割高でしたが、これにしといてよかったと思っています。
煎りムラが少なく、芯まで熱が届くので角の取れたまろやかな仕上がりが期待できます。
僕は遠赤ロースター一筋、他の器械を知らないので断言はできないけど、最良の焙煎機だと思っています。
ただ唯一、熱源に炭を使った焙煎機には大変興味があります。
だって遠赤効果といえばやっぱり炭が本家のような気がするし、野生むき出しの炭の炎を操れるようになるとすごいことになるような予感があるのです。
23年のお付き合いです |
※11月24日(日曜)は店主都合によりお休みいたします