アイスコーヒーに衣替えしたけど、またホットコーヒーに出戻るお客様もチラホラな今日この頃です。
さて、今日は豆の名前について少々。
僕がこの業界に入った頃(25年前)は、豆の銘柄名ってとてもシンプルでした。コロンビア、ブラジル、モカ、などなど、だいたいひと言でおしまいです。
それがこの10年くらいで、落語の寿限無みたいになが〜い名前を持つ豆がたいへん増えてきました。
生産者のこだわりのぶんだけ名前は長くなる、そんな感じがします。
例をひとつ
エルサルバドル サンタ・テレサ農園 RA認証 温泉パカマラ
さてこの名前を読み解きます。
まず生産国(エルサルバドル)が判ります。しかも、農園単位で生産地を特定できます(サンタテレサ農園)。そしてこの農園は、熱帯雨林の環境保護に配慮した生産活動の証、RA認証を得ています。
豆の精製過程において、温泉水を使っています。
パカマラとは品種の名前です。ちなみに近年人気急上昇のハイグレード豆です。
という情報をこの名前から知ることができます。
自然に湧き出る温泉水を豆の洗浄に使うだけでも、かなりの設備が必要になると聞いたことがあります。これもRA認証のポイントのひとつでしょう。
長い名前には生産者の努力と誇りが宿っていると僕は思います。
質の良い豆を環境に配慮しながらたんせい込めて栽培しているんだな〜、などと想いを馳せながらの一杯はまた違った味わいになると思いませんか?。
RA認証のマーク |