80年前に「英国王室御用達」のキャッチコピーでその名を知られたブルーマウンテン。
ホントに女王様は、毎朝お召し上がりになっていたのでしょうか?
僕の手持ち資料では真偽のほどはわかりません。
英国の植民地ジャマイカ産の豆だから、単純に英国王室とくっ付けてイメージアップして売ろうとしただけなんじゃないかと、僕は推測しています。
ちなみに80年前のジャマイカは、不況だの社会不安だのでコーヒー産業も衰退しており豆の品質もあまり良くなかったんだそうです。
これが真実なら、女王様のお口にお似合いのコーヒーだったかどうかは、はなはだ疑問という事になります。
事態が好転するのは戦後にコーヒー産業が国営化され、栽培から輸出まですべて国の管理下の元に置かれるようになってからです。
そして、40年ほど前から日本企業による投資とさらなる技術協力が行われるようになり、世界トップレベルのコーヒーとして現在に至るというわけです。
なんだか「嘘から出たまこと」ということわざを連想するような話です。