2013年7月4日木曜日

ちょっと小耳にはさんでおいてください

雨空お天気も今週まで、来週の予報は晴れマークのオンパレード。

晴れたら晴れたで、暑いだのなんだのとぶつくさ言うんだろうけど、今はひたすら青空が恋しいのです。

さて、下記事で温泉水を精製過程に使うということを書きました。

ついでなので、豆の収穫から精製までをさらっと簡単にご説明します。

精製には大別して二つのやり方があります。

水洗式(ウオッシュド Washed)非水洗式(アン・ウオッシュド Unwashed)です。

コーヒーの木から摘み取られた赤い実は、まず水槽に入れます。成熟した実は下に沈み、未熟な実は浮かびます。こうしてまず選別します。

そのあと、成熟実を水流を使って果肉をカットする機械に流し込み種子だけを取り出します。取り出した種子は発酵槽で半日〜1日かけて発酵させ取り残しの果肉などを除きやすくします。

そうして、水洗場で念入りに水洗いして乾燥させます。

ここまでが、水洗式の大まかな流れです。

非水洗式は、選別した実を数日から数週間かけて日光乾燥します。そうして果肉が黒く固くなってから脱穀機にかけて種子を取り出します。

この製法の違いは、実際にコーヒーの味に大きな影響を与える重要なポイントになっています。
銘柄の末尾にウオッシュドとかアン・ウオッシュドと記載される場合もあるので、名前くらい覚えておいて損はないと思います。

天日乾燥中のコーヒー豆