どうかお手やわらかに <(_ _)>、という気分です。
さて、下記事に初めてのお客様とのコミニュケーションが楽しい云々、と書きました。
そんな会話の中で「どんな味がお好みですか?」とお聞きすると、「酸味は苦手」と言われる方がけっこういらっしゃいます。
そうなると、僕は少々困ったモードに突入でございます。
僕の焙煎ポイントの多くは中煎り、もしくは中深煎りといったあたりです。そのポイントではとても酸味ゼロというわけにはいきません。
酸味をほとんど感じないコーヒーといえば、唯一深煎りブレンドがあるのみです。
そこで、深煎りブレンドをオススメするのですが、苦いのも嫌いと言われたりします。酸味も苦みも嫌い、という方も以外に多いのです。
僕の経験からすると酸味嫌いの方の多くは、古く酸化した後味の悪さをイメージされていました。
酸化して酸っぱくなったコーヒーのおかげで、洗練された酸味まで否定してしまうのはとてももったいない話だと思います。
良質な酸味の周りにはまろやかな甘み、コク、穏やかな苦みも漂っているのです。そんな複雑で豊かな味わいを引き出すのが焙煎人として僕の理想です。
どうぞ酸味にも、ご理解のほどひとつよろしくお願いします。
青空に不穏な雲がチラホラ |