2013年6月6日木曜日

「いかにも」の消失

最近、「ブラック企業」という言葉をよく見かけます。

パワハラ、セクハラ、ムチャな労働時間などなど、雇用条件や労働環境がヒドい会社のことをそう呼ぶみたいです。

「そんな職場って昔からイロイロあったよな」、などと何を今さら的気分でネットリンクに身をまかせつつ、この話題を掘ってみました。

僕のこれまでのブラック企業見分け方。
まず、その業界自体がブラックまっくろクロの状態。なのでその業界すべての会社がブラックであると考えてまず間違いない、というケース。

あと、求人案内に際立って高い給料、夢のような福利厚生をうたってる場合も要チェック。ラクな仕事で高収入などとムシの良い勧誘には、必ず落とし穴があるのです。

まぁ、なんというか、これまでのブラックな会社はレインボーカラーのキノコみたいなもので、一目で区別できる分かりやすいものでした。

それが今では、非常に選別困難な状況になっているみたいです。

実情はわかりませんが、少なくともネットにあるブラック企業のリストを見ると、「へー、あそこもそうなの?」って感じる会社がいくつも羅列してあります。

昔はレインボーカラーのキノコだけ気をつけていれば無難だったのに、今では外見だけで毒のあるなしを判断するのが非常に難しくなっているという印象が残ります。

こうなると、「いかにもヤバそう」や「いかにもウサン臭そう」といったあからさまな「いかにも感」がちょっといとおしい感じすらします。