至極真っ当なお言葉です。
でも、理屈や知識をいっぱい詰め込んで楽しむ人たちがたくさんいるのもまた事実。
そうしたうんちく好きは男性に多い傾向があると思うのですが、どうでしょう?。
少なくとも僕のまわりではそうです。
僕自身はコーヒーで生計を立てている身なので、好き嫌いを抜きにして日々知識や情報を蓄えて、アップデートしなければと思っております。
「コーヒーが廻り世界史が廻る」白井隆一郎著 中公新書
そんな僕のコーヒーに対する考え方に、ひとつの方向性を与えてくれた本です。
コーヒー伝播の歴史に世界史をからめつつ書かれた本です。世界史オンチの僕にとって、平易な文章で語られるコーヒーと世界史の関係はとても理解しやすくまた興味深いものでした。
宗教や大国の興亡に、コーヒーがこれほど密接な関係にあったことをこの本で初めて知りました。
権力を持つ宗教家や為政者の元で、その計らいの中でコーヒーという飲み物は繁栄を約束されたり弾圧されたり、めまぐるしくその立場を変えていきます。
その歴史は今も続いているし、僕もその端くれの端くれでちっぽけな歯車を回しているんだと思うと、何気にしみじみしてしまいます。
見つからなかったので、買い直しました。 中古本、アマゾンにて本体16円+送料250円でした。 |