2013年6月5日水曜日

美味しさと保存方法の関係

今日は昨日とはうってかわり、梅雨らしい雲がたれ込める天気です。

湿気じんわり暑い日があれば少々肌寒い日もあるという、寒暖の激しい日が続いております。

体調維持に苦労する日々でございます。

さてそんな梅雨のひととき、豆の保存方法って結構気になりますよね。

当店のお客様ご質問ランキングでも、確実にベスト3にはいります。

よくコーヒー関連の本や雑誌には、「密封容器に入れて冷蔵庫」というやり方が書いてあります。なのでこのやり方を正しいと思ってらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。

でも僕はこのやり方にかなり疑問を持っています。

「コーヒ豆は日が経つと劣化する」という考えが冷蔵庫保存の根拠にあります。

焙煎した豆は、日に日に酸化して香りも失われ不味くなっていく。それを少しでもくい止める為に低温な場所(冷蔵庫)に保管しましょう、といった案配です。

僕が豆を「日に日に劣化する」と考えていないことは、このブログで何度か書きました。

鮮度の良い豆を冷蔵庫に入れてしまうということは、自然な熟成の道も妨げてしまうような気がするのです。

僕の考える保存法はとてもシンプルです。

買ってきた豆を保存容器に移し替え、そのままキッチン棚に置く。ただこれだけです。

ストッカーからかすかに漂うコーヒーの香りというものも、極上のアロマ効果だと思います。